
ドメイン名ってどうやって決めたらいいの?
アフィリエイトに最適なドメインの決め方ってあるのかな?

このような疑問にお答えします。
この記事でわかること
- ドメイン名を決めるときの注意点
- ドメイン名の決め方3つのパターン
- 「.com」や「.net」などの選び方
- 日本語ドメインについて
- ドメインとSEOの関係
- ドメインが取得できるか確認する方法
- ドメインを提案してくれるツール

アフィリエイトブログを3つ所有、アフィリエイト歴4年の私が、アフィリエイトに最適なドメインの決め方とドメインに関する疑問について解説いたします。
ドメインとは?
そもそもドメインとは、Webサイトがインターネット上のどこにあるかを示した数字(IPアドレス)を文字にして表したものです。
IPアドレスは「000.00.00.00」などという数字の組み合わせで、コンピューターにとってはわかりやすいのですが、人にとっては覚えにくいので、わかりやすいようにドメインに変換しています。
URLで言うと、「https://nosuke-af.com」の「nosuke-af.com」の部分がドメインになります。
ドメインはWebサイトの場所を表す文字列なので、インターネット上の住所と呼ばれています。
実際の住居と同じように、住所が同じものは存在できないので、ドメインも同じものは取得できません。
また、ドメインを取得できるサービス(会社)から自分だけのオリジナルドメインを取得したものを独自ドメインと呼びます。
無料ブログなどで与えられるドメインは、そのサービスを提供している会社などの独自ドメインから割り振られているドメインとなるので、独自ドメインではなくサブドメインと呼びます。
アフィリエイトするなら無料ブログじゃなくて独自ドメイン!などと言われる理由は、
- 無料ブログ(サービスから割り振られたサブドメイン)だと、サービスが終わったらドメインも使えなくなる
- 同一ドメインは検索結果に2つまでしか掲載されない(同じ無料ブログからの記事は2つまで)
- 信頼性(無料ブログの企業より独自ドメインのサイトを持った企業のほうが信頼性がある、フリーメールではなく独自ドメインのメールアドレスのほうが信頼性がある)
ということがあげられます。
アフィリエイトブログのドメイン名の決め方
これからドメイン名の決め方を解説しますが、まずはドメイン名を決めるときの注意点から解説します。
これを知らないと決め方に失敗したり、納得のいくドメイン名にならなかったり、最悪の場合取得したドメインを失って損害賠償をもとめられることもあるので、注意点を守ってドメインを取得してくださいね。
ドメイン名を決めるときの注意点
ドメイン名は長過ぎないように
ドメイン名が長すぎると、検索結果に表示されたときに見づらく、怪しいと感じられることもあるので短めにしましょう。
ドメインはメールアドレスの@以降にも使われるので(info@nosuke-af.com)、長いと迷惑メールのようですよね。
また、「このサイトいいな」と思ってもらえたときに、ドメイン名で覚えてもらえる可能性が低くなります。
そうなると、次また検索してもらうときに、サイトタイトルや記事の内容で検索することになるので、選択肢が狭まってしまいます。
長くしすぎない場合でも、単語同士がつながって読みにくい場合は、単語と単語の間にハイフン【-】を入れると見やすくなります。
アンダースコア【_】ではなく、ハイフン【-】を使用するほうが良いとグーグルのヘルプに書いてあるので参照してみてください。
▶https://support.google.com/webmasters/answer/76329?hl=ja
2年目以降の料金を確認
ドメインの料金は、「.com」や「.net」などのトップレベルドメインによって異なり、さらに取得してから1年間の料金と、2年目以降の更新料金が異なるものがあります。
キャンペーンなどで最初の料金が格安なドメインでも、2年目以降の更新料金が高い場合があるので、短期間でブログを閉鎖する予定のない方は、更新時の料金も考慮してトップレベルドメインを決めましょう。
おすすめのトップレベルドメインは後述しています。
商標登録されている単語はそのまま使わない
商標登録されている単語をそのままドメインに使用すると、そのブランドや商品の公式サイトだと勘違いされる可能性があるので、商標権の侵害となりかねません。
また、特定されるブランド名や商品名がドメインに入っていると、提携する広告主にとって都合が悪くなる可能性もあるので、そのままの使用はやめましょう。
使いたい単語はそのまま使用せず、一般的な名称として使用しましょう。
ninnikuranou(にんにく卵黄)→kenkousyokuhin(健康食品)
どうしても特定の単語を使用したい場合は、「○○-kuchikomi.com」や 「○○-review.com」など、そのブランドや商品の口コミを載せてる、レビューを書いてる、とわかるようなドメイン名にしましょう。
実際にドメインの使用が差し止められたケースがいくつかあるので注意してください。
商標登録されているかどうかはこちらのサイトで検索できます。
▶https://www.j-platpat.inpit.go.jp/
ドメイン名の決め方3つのパターン
注意点をふまえた上で、アフィリエイトブログに最適なドメイン名の決め方をご紹介していきます。
それぞれの決め方にも注意点があるので、確認してくださいね。
ブログタイトルをドメインにする
すでにブログのタイトルが決まっている場合は、一番考えやすく、簡単に決めることができるドメイン名です。
ブログタイトルとドメインが同じだと、ユーザーにとっても覚えてもらいやすいです。
しかし、前述した注意点のように、ブログタイトルが長いとドメインも長くなってしまうので、その場合は頭文字だけにしたり、短く表現してみたり、わかりやすさを保ちつつアレンジして考えてみましょう。ハイフン(-)を使うのも効果的です。
また、ブログタイトルをドメイン名にすると、のちのちブログタイトルを変えたくなってもドメインは変えられないということも考慮しておきましょう。
まだ、これだ!というブログタイトルを決められていない場合や、今後変更する可能性がある場合は、別の方法でドメイン名を決めたほうがいいかもしれません。
ブログジャンルや売りたい商品をドメインにする
ブログタイトルは決まっていないけれど、ブログのジャンルや売りたい商品が決まっている場合は、それをドメイン名にするというのも効果的です。
ドメインを見ただけで、どんな内容のブログか、どんな商品を扱っているブログなのかわかるので、「専門的なサイト」という印象を与えられます。
usuge-kaizen.com(薄毛改善)
しかし、ブログタイトルのときと同じように、のちのちジャンルや取り扱う商品を変えたくなってもドメインは変えられないということを考慮しておきましょう。
また、ジャンルは問題ないですが、商品名をそのまま使用するのは良くないので気をつけましょう。
ニックネームをドメインにする
まだブログタイトルもジャンルも決まってない、もしかしたら今後方向転換するかもしれない、でもとにかくドメインを取ってアフィリエイトを始めなきゃ!という方は、自分のニックネーム(ネット上では主にハンドルネーム)をドメインにしましょう。
ニックネームをドメインにしてもいいの?と思われるかもしれませんが、ブログの運営はブログを書いている人を好きになってもらうことも重要なので、ニックネームをドメインにいれているアフィリエイターの方はたくさんいます。
ニックネームと言うと本名ではないというイメージもありますが、名前をそのまま使っている方もいます。
アフィリエイトを始めるのにネックネームを考えていなかった!という方は、この機会に考えてみて、ドメイン名にするのもアリですよ。
ちなみに、このブログのドメインも、ニックネームの「のすけ」を入れています。「af」は【affiliate】(アフィリエイト)の上二文字をとってつけました。
ニックネームは愛着があればそうそう変えるものでもないと思うので、タイトルやジャンルで迷ったらおすすめです。
ドメイン名の決め方Q&A
ドメイン名を決める際に気になる疑問点も解説していますので、合わせて参考にしてくださいね。
トップレベルドメインはどれがいい?
「.com」や「.net」などのトップレベルにはそれぞれ意味があります。
アフィリエイトブログで主に使われるトップレベルと意味は以下になります。
トップレベルドメイン | 意味や用途 |
.com | 【commercial】の【com】で、「商用」という意味ですが、現在では制限はなく、個人や団体などさまざまなユーザーに使われている人気のトップレベルドメイン。 |
.net | 【network】の【net】で、文字通り「ネットワーク」という意味。 インターネット関連の企業や団体向けのトップレベルドメインですが、現在では制限はなく、個人や団体などさまざまなユーザーに使われています。 |
.biz | 【business】の短縮形である【biz】で、文字通り「ビジネス」という意味。 【.com】同様、「商用」のトップレベルドメインで、【.com】が使えなかった場合に使用されるトップレベルドメイン。 制限なく誰でも使用することはできますが、【.com】より汎用性はなく、ビジネス色が強いトップレベルドメイン。 |
.org | 【organization】の【org】で、「団体」という意味。 非営利団体に使われるトップレベルドメインですが、現在では制限はなく、個人でもどんな団体でも使えます。 |
.info | 【information】の【info】で、文字通り「インフォメーション」という意味。 主に情報発信をするブログやサイトに使われるトップレベルドメイン。 |
.jp | 【japan】を意味する【jp】で、日本に住所がある個人や団体が使用できるトップレベルドメイン。 料金が高く悪用されづらいので、信頼性のあるトップレベルドメインとなっています。 |
以上の意味もふまえ、アフィリエイトブログにおすすめのトップレベルドメインは「.com」で、次に「.net」です。
ドメイン名が決まったら、まず「.com」で取得できるか検索してみて、できない場合は「.net」にする、という流れがおすすめです。
「.com」も「.net」も使えない場合は、ドメイン名を考え直すか、上の表のトップレベルドメインから自分のブログに合ったトップレベルドメインを使ってみてください。
「.com」から「.info」までは料金にあまり差はありませんが、「.jp」は他のトップレベルドメインより料金が高いので注意してください。
日本語ドメインはどうなの?
一昔前までは、ドメインにはアルファベットや数字しか使えませんでしたが、 現在では、ひらがなやカタカナ、漢字も使えるようになりました。
日本語ドメインは、には、次のようなメリットデメリットがあります。
メリット
1.視認性が高い
検索結果に複数サイトが表示されても、日本語のドメインだと目立つ。
キーワードがドメインに入っていると検索結果画面で太字で表示される。
2.ひと目でどんなブログかわかる
ユーザーが検索したキーワードだけでなく、ドメインに入っているキーワード全般に興味があるユーザーが訪問しやすい。
3.希望の文字列を取得しやすい
アルファベットのドメインより数が少ないので、希望の文字列で取得できる可能性が高い。
デメリット
1.ブラウザ以外では日本語で表示されない
インターネットでWebサイトを閲覧するときの通信システムはアルファベットや数字しか使えないので、ドメインが日本語のままでは通信できません。
そのため、システムが理解できる文字列に変換(ピュニコード変換という)することになります。
ブラウザから検索したり表示されたりするドメインは日本語のままですが、SNSなどでシェアされるときのURLはピュニコード変換され、「http://xn—eckwd4c7c5976acvb2w6i.com」などのように、長くて意味のないURLになってしまいます。
また、メールの通信もシステムが理解できる文字列でしなければならないので、ピュニコード変換されたメールアドレスになります。(例:info@xn—eckwd4c7c5976acvb2w6i.com)
つまり、最初にお話しした注意点のように、長いドメインは見づらくて怪しいという印象を与えてしまいます。
2.日本語ドメインに対応していないレンタルサーバーがある
現在はほとんどないようですが、対応していないレンタルサーバーだと日本語ドメインと紐づけることができません。
すでにサーバーをレンタルしていて、日本語ドメインを考えている場合は、先に確認しておきましょう。
3.海外向きではない
日本語ドメインは、日本語が読める人にしか効果がないので、海外の方には意味がありません。
また、海外のパソコンやスマートフォンは、もちろん母国語で設定してあるので、検索するときにいちいち日本語の設定をしなければならず、面倒になってしまいます。
海外だけでなく、日本に住んでいる外国人の方にも伝わりにくくなる可能性もあります。
以上のメリットとデメリットをふまえたうえで、日本語ドメインを検討してみてください。
ドメインはSEOに関係ある?
せっかくアフィリエイトを始めるならSEO(検索上位にWebサイトを表示させる施策)に効果的なドメインにしたい!と思いますよね。
トップレベルドメインによって検索順位に影響するのか、ドメイン名にキーワードを入れると検索順位に影響するのかが気になるところだと思いますが、トップレベルドメインに関してはSEOには関係ありません。
このことについてはグーグルが公式に発表しています。
▶https://webmaster-ja.googleblog.com/2015/07/googles-handling-of-new-top-level.html
次に、ドメイン名にキーワードを入れた場合の影響についてですが、影響があるかないかの情報が分かれています。
結果としては、「ドメイン名にキーワードを入れることは、とても小さいながら検索結果に影響を与えるが、ドメインを変更するほど効果的なものではない」ということになります。
つまり、新しくドメインを取得するのであれば、ドメイン名に狙っているキーワードを入れたほうがちょっとだけいいけど、今運営しているサイトを新しいドメインに変更するほどのことでもない、ということです。
狙っているキーワードがある場合は、ドメイン名に含めるように考えたほうがいいでしょう。
ドメインが取得できるか確認する方法
考えたドメインが取得できるか確認する方法も解説しておきます。
ツールを使って空きドメインを検索
ドメイン一括検索
▶https://www.makko.biz/domain/
空いているドメインを指定したトップレベルドメインで一括検索できるツールです。
NAME MESH
こちらのツールも空きドメインを検索できるほか、検索したドメイン名を変換して新しい表現方法を提案してくれる機能もあります。

希望したドメインが取得できなかったときに調べてみると、他のいい案が浮かぶかもしれません。
ドメイン販売会社のサイトで空きドメインを検索
すでに、どこの会社からドメインを取得するか決まっている場合は、販売会社のサイトから空きドメインを検索することができます。
欲しいドメインが見つかったらそのまま購入の手続きができるので便利ですね。
エックスドメインの場合

「取得希望のドメイン名を検索」から空きドメインが検索できます。
ドメイン販売会社はどこがいいのか悩んでいる方は、まずはレンタルサーバーと同じ会社で取得しましょう。
レンタルサーバーとドメインを同じ会社で同時に契約すると割引が適用されたり、サーバーとドメインの設定が簡単だったりするのでおすすめです。
エックスサーバーであればエックスドメイン、ロリポップ!やヘテムルであればムームードメインなどですね。
レンタルサーバーもまだ決めていない方もいらっしゃると思いますが、ドメインの販売会社よりレンタルサーバーのほうが選ぶ指標として重要なので、レンタルサーバーから決めるほうが良いでしょう。
おすすめは、このサイトでも使用しているエックスサーバーです。
エックスサーバーは
- 高速・安定・大容量で国内シェアNo.1
- 料金は月1,000円前後で妥当な価格
- 無料独自SSL
- データの自動バックアップ
という人気の理由とともに、ワードプレスが簡単に始められる「WordPress クイックスタート」というサービスもおすすめです。
WordPress クイックスタートとは、サーバーのレンタル、ドメインの取得、サーバーとドメインの設定、ドメインのSSL化、ワードプレスのインストールまでが、ひとつの工程で完結するサービスです。
それぞれを別々に行うと時間もかかるしややこしい作業ですが、WordPress クイックスタートであれば簡単に、短い時間で終わります。
まとめ

やっぱりドメインは適当に決めてはいけないんですね!
この記事を読みながら自分のブログに最適なドメインを決めたいと思います!

ドメイン取得が初めての方は、ドメインを決めるのに時間がかかりがち。
決め方や注意点を丁寧に解説しているので、順序どおりこなしてスピーディーに取得してしまいましょう!
コメント
ランキングから来ました!
ドメインについてそこまで考えたことなかったので、とても参考になりました。今持っているブログはたまたまですが、記事ジャンルとあっているし.netを選んでいたので安心しましたー^^
Tomoさん、こんにちは!
ご参考にしていただき、ありごとうございます(^^)!
私自身、決めるときにすごく悩んだので、隅から隅までまとめてみました笑
Tomoさんは迷うことなく決められたということですね!素晴らしいです。
今度ぜひTomoさんのブログを拝見させてください(^^)